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回転寿司チェーンの『かっぱ寿司』
過去には回転寿司チェーンの店舗数ランキングでは1位だったこともある、日本で有数の回転寿司チェーンです。
そんな『かっぱ寿司』ですが、近年は閉店が多くみられています。
閉店の要因は一体なんなのか!?調査しました。
『かっぱ寿司』最近の閉店店舗一覧
- 2024年6月 かっぱ寿司 長浜店、かっぱ寿司 甚目寺店
- 2023年6月 かっぱ寿司 鈴鹿店、かっぱ寿司 枚方店、かっぱ寿司 八千代店、かっぱ寿司 西尾店、かっぱ寿司 京のとんぼ四条河原町店、かっぱ寿司 垂水舞子店、かっぱ寿司 名古屋守山店、かっぱ寿司 名古屋守山店、かっぱ寿司 大垣店
- 2023年5月 かっぱ寿司 江南店
- 2023年3月 かっぱ寿司 津島店
- 2022年12月 かっぱ寿司 相模大野店
- 2022年11月 かっぱ寿司 中川中島店
- 2022年9月 かっぱ寿司 豊橋曙店
- 2022年7月 かっぱ寿司 尼崎インター店
- 2022年5月 かっぱ寿司 仙台幸町店
- 2022年2月 かっぱ寿司 各務原鵜沼店
- 2022年1月 かっぱ寿司 東静岡店
『かっぱ寿司』閉店の要因とは!?
顧客のイメージダウン
『かっぱ寿司』を食べに行った感想をSNSやWebサイトで見ていると、他の回転寿司チェーンと比較してネタが小さい・品質が悪いという意見が多く見受けられます。
回転寿司といえば、1皿100円のイメージが強いと思いますが、その同じ100円の1皿で他のチェーンと比較した際に『かっぱ寿司』はやや見劣りしてしまうということなのでしょう。
寿司はシャリとネタだけのシンプルなメニューが多く、大きさの差が他の業態よりも顕著に表れやすいです。特に近年は物価が高騰してきている中なので、仕入れ状況はかなり厳しいとは思いますが、顧客もいままでより”コスパ”を重視しないといけない環境になりつつあるので、他社との差が明確に出てしまうのは良くないですね。
また、回転寿司といえば豊富なサイドメニューも人気の理由の1つですが、他の回転寿司チェーンがサイドメニューの開発・提供を進める中で、『かっぱ寿司』は少し出遅れていました。
回転寿司チェーンは家族連れの顧客の割合が多いので、選択肢の広さも重要となってきます。寿司だけではなく、サイドメニュー・デザートの強化も生き残りには必須事項となってくるでしょう。
オペレーションの改善ができなかった
回転寿司といえば、注文した商品がレールにのって運ばれてきたり、最近では店員さんの確認いらずで会計が計算されたりと、DX(デジタルトランスフォーメーション)化がすごい勢いで進んでいます。
これは顧客にとって便利になるだけではなく、店舗運営側も必要最低限の人員配置で済んだり、その分の教育時間がかからなかったりと大きなメリットがあります。
しかし、『かっぱ寿司』はこのDX化に対して、スシローやくら寿司などのライバル企業より若干遅れをとっている印象です。これにより人件費が利益を圧迫していることも、閉店の要因の1つとなっています。
『かっぱ寿司』の今後を予想!
今後の『かっぱ寿司』は、まだ閉店が続いてしまうのではと予想しております。
他の回転寿司チェーン店は店舗数を拡大し続けている中で、『かっぱ寿司』は店舗数が少しずつ減少しています。
これは、同じ地域にある他の業態にコスト面や集客で負けていること、その地域のニーズに応えられていないのが要因として挙げられます。市場全体として、拡大傾向にある中である種の”ひとり負け”状態なので、厳しい状態なのは間違いありません。
また、2022年9月に『かっぱ寿司』を運営するカッパ・クリエイトの社長がライバル企業のデータ持ち出しの疑いで逮捕されており、経営面でも今後の立て直しには高い壁が立ちはだかっていると言えます。
しかし、直近の数値を見てみると、前年比売上は好調に推移しているようです。
コロナ前と比較すると、店舗によってはまだまだな部分とあるかと思いますが、最近では女性目線の商品などを取り入れて改善に向けて様々な手を打っています。
厳しい状況ではありますが、今後の『かっぱ寿司』復活に期待したいところですね。
※本記事のサムネイル画像等はかっぱ寿司 | 回転寿司 (kappasushi.jp)より引用しております。
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