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【ミニストップ】閉店ラッシュ!?不調の要因とは?

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日本のコンビニエンスストアチェーン『ミニストップ』

国内1,855店+海外140店の合計1,995店の店舗数を誇ります。(2023年3月31日現在)

そんな『ミニストップ』ですが、最近閉店が相次いでいるのはご存知でしょうか?

今回は、『ミニストップ』閉店の要因について、詳しく調査しました。

 

『ミニストップ』閉店の要因とは!?

レジの待ち時間が長い

『ミニストップ』と言えば、コンビニ+ファストフードのような、従来のコンビニ機能に加えて、その場で作るスイーツやホットスナックを組み合わせた新しいスタイルで人気になりました。

当初は学校帰りの学生などを中心に憩いの場として人気が高かったのですが、現在はオペレーションの悪さによるレジの待ち時間の長さが問題となっています。

人員数は他のコンビニと同じ、しかしデザートのオーダーが入れば、それを作る時間はレジを空けることになります。

おにぎりやペットボトル飲料などを、限られた時間で買い物をしたい人にとっては、前の人のオーダーによって待ち時間が大きく変わるこのシステムはあまり好ましくありません。

コンビニのレジ待ち時間は3分を超えると顧客のイライラが増してくるというデータもあるようなので、『ミニストップ』はオペレーションの悪さによって、顧客満足度を下げていくことになり、売上の獲得が難しくなってきました。

新型コロナウイルスの影響

2019年に流行した新型コロナウイルスの影響により、コンビニ業界は大きな打撃を受けました。

ミニストップも例外ではなく、コロナ前の売上から徐々に回復傾向にはありますが、近年の売上高は2018年の売上高には遠く及ばない結果となっています。

営業成績に関しても、4期連続の赤字となっており、2022年には約2600店舗を展開している韓国ミニストップをロッテに売却するなど、資金的にも状況が良くない可能性が高いです。

大手3社が強すぎる

コンビニと言われて真っ先に思いつくのが、『セブンイレブン』『ローソン』『ファミリーマート』の大手3社でしょう。

上記3社はいずれも、企業力を活かした商品開発や店舗運営により大きく成長してきました。

『ミニストップ』も2016年頃までは順調に売上高を伸ばしてきましたが、『ミニストップ』の強みであった、デザートやホットスナック商品を大手3社が強化してきたことにより、売上が落ち込んできています。

大手3社の影響により厳しいのは、『ミニストップ』だけでなく、過去には『サークルKサンクス』『アンスリー』などは大手コンビニへ業態転換する形となり姿を消しています。

 

『ミニストップ』の今後の展開を予想

結構からお伝えすると、『ミニストップ』の店舗数は今後さらに縮小していくと予想しています。

上記、《閉店の要因》にも記載したように、『ミニストップ』にとってプラスになる部分がほとんど見つからない状況になっています。

大手3社が更なる利便性の追求や有名企業、飲食店とのコラボによる商品を多数展開し続ける中で、『ミニストップ』が対抗できるとはお世辞にも思えません。

そのため、今後も『ミニストップ』の閉店は続くのではないでしょうか。

希望があるとすれば、『ミニストップ』はイオングループの系列ですので、その物流や商品力を活かして他のコンビニ業態と差別化を図ることができればうまくいく可能性があるかもしれません。

最近閉店した『ミニストップ』店舗一覧

  • 2024年5月 ミニストップ ひたちなか稲田店
  • 2024年4月 ミニストップ 習志野第一病院前店
  • 2024年3月 ミニストップ 川崎宮前町店
  • 2024年1月 ミニストップ イオンモール幕張店
  • 2023年3月 ミニストップ 四日市波木店、ミニストップ 武蔵境2丁目店、ミニストップ 茨城町長岡店、ミニストップ 宮原2丁目店、ミニストップ 須賀川岩淵店、ミニストップ 香川町店、ミニストップ 二俣川店、ミニストップ おおたかの森駅前店、ミニストップ 福島笹木野店、ミニストップ 木曽川町門間店

※本記事のサムネイル画像はミニストップ ~街角のあなたの憩いの場~ (ministop.co.jp)より引用しております。

 

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