最近飲食店やコンビニ、スーパー等で『からあげグランプリ 金賞受賞』という文言をよく見かけませんか?
一見、「この商品は金賞を受賞したすごい(美味しい)商品なんだ」と思ってしまうかもしれません。
しかし、この『からあげグランプリ』には深い闇があります。
なんと『第13回からあげグランプリ』では、最高金賞と金賞で合計100店舗以上が受賞しているんです。えっ!?(笑)って思いますよね…
今回は『からあげグランプリの”闇”』について解説していきます。
闇① “金賞”受賞店舗が多すぎる
冒頭でも述べたように『第13回からあげグランプリ』の最高金賞・金賞受賞店舗は合計で100店舗以上となっています。エントリー数1,023店舗のうち、受賞数が102店舗です。
つまり・・・応募した飲食店のうち約10%が受賞しているということになります。
中にはチェーン店も応募してますから、街を歩くとそこら中に”金賞受賞のからあげ”を販売している店舗があることになりますね。
”金賞”というと、数ある多くの中の1番というイメージがあるのですが、皆さんはどうでしょうか?
闇② 大企業が有利な投票制度
からあげグランプリの選考基準はネット投票となっています。このネット投票は応募する媒体によってポイント数が変わるという謎仕様になっているようです。
謎仕様なのはおいとくとしても、誰でもネットから投票可能ということは、味の評価がどうとかよりも多数から投票を得ることができれば有利になってきます。
つまり、従業員数の多い企業が圧倒的に有利になってくるわけです。従業員10人の個人店と、従業員を何百人も抱える大企業では、条件が違いすぎますよね。
実際、金賞以上を受賞している中には、『すかいらーくグループ』や『モンテローザグループ』が運営している店舗が入っています。
また、最終の各店への投票数は非公開で、中間投票結果と最終結果が全然違うこともあるようです。これもなにか怪しいですよね。
【結論】”金賞”の味に関しての信ぴょう性は薄い
上記のからあげグランプリの”闇”から、金賞受賞というのは純粋な味の評価のみで決定しているわけではないことがわかります。
言い換えるとするなら、『からあげを販売している従業員数が多い企業グランプリ』がふさわしいかもしれませんね。これだけ受賞数が多いなら”金賞”という表現も良くない気がします。
金賞を獲ったからあげが美味しくないということはさすがにないでしょうけど、金賞だから格別に美味しいということもなさそうですよね。
もちろん、各企業こだわって商品を作っているのは確かだと思いますので、そこを否定するつもりはないです。
最近はAmazonなどのネット通販でも”金賞のからあげ”が販売してたりするので、よく見極めてから購入するようにしましょう。
他にも似たような方法で順位をつけているグランプリはたくさんあるので、そういった謳い文句は一概に信じないようにしたほうがいいかもしれません。
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