カレーチェーン店の ココイチ こと《CoCo壱番屋》
日本人なら知らない人はほとんどいないであろう、日本一のカレーチェーン店です。
そんなCoCo壱番屋ですが最近YouTubeやネット記事には、顧客離れによってまずい状況に追い込まれているという動画・記事がよく投稿されています。
深刻な顧客離れは本当にあるのか!?調査しました。
顧客離れの要因とは!?
予想される顧客離れの要因は大きく分けて2つあります。
過度な値上げ
ココイチといえば、『トッピング積み上げ方式』というオーダー方法が特徴的です。
ベースとなるシンプルなカレーソースに、好きなトッピングを追加することができます。
例えば『ポークカレーソース』+『チーズ』+『ほうれん草』など、好みに合わせてオーダーが可能で組み合わせは1億通り以上あると言われています。
そんな『トッピング積み上げ方式』を利用した巧妙な値上げが数年前から頻繁に行われるようになりました。
通常のカレー店の値上げの場合、カツカレー800円⇒850円となりますが、ココイチの場合はポークカレー500円⇒530円 + ロースカツトッピング300円⇒320円のようにベースカレーとトッピングが別々で値上げされることによって、複数の商品を少額ずつ値上げすることができます。(※実際の値上げ内容ではありません)
少額になればなるほど顧客は値上げに気付きにくいですよね。そこを利用した値上げをココイチは頻繁に行っていったということです。
しかし少額といえど、繰り返し値上げをすれば支払い金額は大きく変わってきます。
1000円超えの会計が多くなったことにより顧客が気付き始めて離れていったのでは!?ということですね。
ココイチで1000円超えはちょっと…という声がSNSを中心に増えてきました。
健康志向ブームの到来
近年は老若男女問わず健康志向への動きが強まってきています。
健康には野菜が欠かせないというイメージを持たれている方も多いと思いますが、ココイチのカレーは野菜感のあるカレーではありません。
実際ココイチのカレールーに野菜は使用されているのですが、煮込まれてルーに溶け込んでいるため、『野菜が入っていない』『バランスが悪い』といった印象を受けやすいのかもしれません。
また、同時に『スパイスカレーブーム』もやって来たため、ココイチにとっては望ましくない状態に推移していったと言えるでしょう。
実際の売上高の推移を調査
前年比の売上高【月別】
2022年10月5日に発表された株式会社壱番屋の決算短信です。
前年同期比ベースで6月以降は客数・客単価ともに上昇傾向にあり、売上も上がっています。
2016年以降の年間売上高推移
コロナ流行以降は少し落ちていますが、回復傾向にあります。
このままのペースで回復すると2~3年ほどでコロナ前の水準には戻ることが想定できます。
【結論】ココイチ閉店ラッシュは来る!?
現状のデータから推測する限りでは閉店ラッシュは来ないでしょう。
理由としては、確かに顧客離れに繋がるような値上げ実施や社会背景はありますが、実際の売り上げ・客数が下がっているわけではありません。そして、ココイチといえば外国人にかなり人気のチェーン店なのでインバウンドの入国制限解除をきっかけに売上・客数アップも見込めるのではないでしょうか。
参考記事 : 「日本のカレー最高」海外にココイチマニアが急増中!? (dng65.com)
しかし、上記に記載したように値上げによる消費者の不信感が募っていることや、健康志向への変化など、社会的背景により今後も継続して成長可能とは言い難い部分もあるでしょう。
経営戦略により、このまま現状維持や成長をすることができるのか、はたまた一気に崩壊していくのか。。。今後のココイチの経営に期待したいところですね。
コメント
CoCo壱に行く理由なし
美味しい専門店の知らない方の行くお店
高いがさほど印象に残らない味
そもそもコロナ前から高過ぎた。
そしてみんな気付いてた。
今になって騒ぐ話でもない。