世界中の多くの人に親しまれている飲み物『コーヒー』
2022年のロシア・ウクライナ戦争以降、
食料品・飲料全体として値上げ傾向にありますが、コーヒーも例外ではありません。
実際にコーヒー販売の大手企業2社は2022年7月~9月にかけて一部商品の5~20% 値上げを発表しました。
そこで今回はコーヒー値上げの要因を解説していきます。
コーヒー値上げの要因は『円安』『物流費』
キーコーヒーの値上げ要因
コーヒー販売大手のキーコーヒー株式会社は2022年7月20日に、レギュラーコーヒーなど家庭用商品約60品目を2022年10月1日出荷分から値上げすると発表しました。
昨年10月に続いての値上げとなり、参考店頭価格は5~20%程度の引き上げを発表しています。
昨年から続くコーヒー生豆相場の高騰と円安傾向は、現在もなおコーヒー豆の調達価格に多大な影響をもたらしており、さらに物流費や資材の高騰も大きなコスト増加の要因となっております。
(キーコーヒー株式会社HPより引用)
キーコーヒーの値上げ要因は円安と物流費による影響のようです。
UCC上島珈琲の値上げ要因
コーヒー販売大手のUCC上島珈琲は2022年6月22日に、
2022年9月1日出荷分からレギュラーコーヒー製品の一部、
また、2022年10月1日出荷分から飲料製品の一部を価格改定を発表しました。
価格の見直しは2014年11月に約25%引き上げて以来となります。
小売店の実質店頭価格は約7~20%程度上昇するものと見込んでいるようです。
UCCでは、高品質でおいしいコーヒーを安定的に消費者の皆さまにお届けするため継続的なコスト削減や生産性向上などの企業努力を重ねてまいりました。しかしながら、コーヒー生豆国際相場の高騰や、資材・エネルギー・物流費の高騰、為替相場の影響などにより、企業努力だけではコストアップを吸収することが困難な状況となりました。
(UCC上島珈琲株式会社公式HPより引用)
UCCの値上げ要因も、円安と物流費による影響のようです。
コーヒー販売大手2社ともに、大きな要因は『円安』そして『物流費』ということですね。
コーヒー値上げによる家計への影響は?
5~20%の値上げは実際どれほどのものなのでしょうか。
インスタントコーヒーには理想的なグラム数というのもあり、目安としては水150ccに対してティースプーンで1杯と書かれています。
ティースプーン1杯は1.5~2グラム程度です。
こちらの商品だと現在の価格でコーヒー1杯あたり約56円前後となるので、
5%値上げの場合【約2.8円】~20%値上げの場合【約11.2円】の負担増となります。
1杯あたりで考えると少額かもしれないですが、コーヒーは毎日飲むという方も多いでしょう。
家計への負担は軽視できない値上げとなりそうですね。
まとめ
・コーヒーの値上げ要因は『円安』と『物流費』
・値上げの影響はインスタントコーヒーの場合1杯約2.8円~11.2円
・毎日コーヒーを飲む場合は軽視できない負担増となる。
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