♪ミルキーはママの味♪でお馴染みの『不二家』
明治時代から100年以上続く、洋菓子の製造販売と「不二家洋菓子店」の運営を主に行っている企業です。近年はコンビニやスーパーの洋菓子も積極的に手掛けています。
そんな『不二家』ですが、2021年・2022年の2年間で20店舗以上が閉店したのはご存知でしょうか？
今回は『不二家』閉店の要因と今後の展開の考察について解説していきます。
『不二家』2021～2023年の閉店店舗
- 2023年6月30日 不二家 神戸工場直売店
- 2023年6月30日 不二家 ジョイナステラス二俣川店
- 2022年11月27日 不二家 志村坂上店
- 2022年9月30日 不二家 東加古川店
- 2022年9月30日 不二家 東加古川店
- 2022年9月30日 不二家 諫早店
- 2022年5月25日 不二家 ニューポートひたちなか店
- 2022年3月20日 不二家 旭川春光店
- 2022年1月25日 不二家 さくら野百貨店弘前店
- 2022年1月20日 不二家 愛川中津店
- 2021年11月30日 不二家 平塚横内店
- 2021年9月30日 不二家 金町店
- 2021年6月27日 不二家 レストラン南塚口店
- 2021年6月27日 不二家 レストラン 栃木店
- 2021年6月27日 不二家 レストラン 千葉幕張店
- 2021年5月31日 不二家 アークス室蘭中央店
- 2021年5月23日 不二家 ゆめタウン廿日市店
- 2021年5月19日 不二家 厚木中山店
- 2021年3月4日 不二家 新田店
- 2021年2月28日 不二家 ゆめタウン浜田店
- 2021年2月15日 不二家 針生シミズストアー店
- 2021年1月31日 不二家 イオンモール四條畷店
- 2021年1月17日 不二家 鶴岡パル店
『不二家』閉店の要因とは！？
度重なる不祥事
『不二家』では、これまでに度重なる不祥事が起こってきました。2003年には蛾の死骸が混入している商品を販売、2007年には消費期限切れの牛乳の使用が発覚、2014年にはカビの生えたケーキを販売など食品を取り扱う企業としては、絶対NGレベルの不祥事をこれまでに何度も起こしています。
上記以外にも、多数の不祥事が発生しているようです。
メディアやSNSなどでも、【食の安全性】について以前より注目が集まるような社会情勢になりつつある中で、過去に幾度となく不祥事を起こしている企業の商品はあまり購入したくないのではないかなと思います。
『不二家』が扱っているケーキなどの商品は、お祝い事などのめでたい行事にも利用される商品なので、度重なる不祥事によるイメージダウンは、店舗にとってかなりマイナスとなったことでしょう。
コンビニスイーツの流行
2010年頃からローソンやファミリーマートなど、大手コンビニを中心にスイーツカテゴリーに力を注ぐようになってきています。
コンビニスイーツが特に優れているのは、”低価格で購入できること“、”商品の入れ替えが多いこと“です。
『不二家』のような洋菓子店よりも身近にあり、手軽に購入できるため、洋菓子店に立ち寄る機会は自然と減ってくるようになりました。
流行のスイーツや、様々な有名パティシエとのコラボ商品も頻繁に販売されており、魅力的かつ飽きないように工夫されています。
今後の『不二家』の展開は！？
2年間で多くの店舗を閉店した『不二家』ですが、経営状況的にはしっかりと収益化できているようです。
すぐに倒産すること確率はかなり低いのではないかなと思います。
洋菓子店舗の対前年比売上は100%で現状維持といった形ですが、製菓子業が順調に推移しています。
製菓子業では、特に『カントリーマアム チョコまみれ』の売上が好調なようです。
今後は衛生面の管理を徹底して、イメージ回復と洋菓子店の繁栄に期待したいところですね。
本記事のサムネイル画像は株式会社不二家 (fujiya-peko.co.jp)より引用しております。
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