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【夢庵】閉店ラッシュ!?不調の要因とは?

すかいらーくグループが運営するファミリーレストラン『夢庵』

”お手頃価格で楽しめる和食”をメインに取り扱っている業態です。

関東地方を中心に新潟や兵庫にも店舗があり、現在約170店舗を運営しております。

そんな『夢庵』ですが、最近は閉店店舗が多数発生しております。

閉店の要因とは一体なんなのか!?調査しました。

  

『夢庵』閉店の要因とは!?

来店動機になる商品が少ない

コロナ禍以降、不急不要の外出や大勢での食事は避けられる傾向になりました。

コロナの感染症法上の位置づけが、季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行してからは、改善に向かいつつありますが、一度築きあげた生活習慣はなかなか元には戻りません。

そんな中で大事になってくるのは、わざわざその店に行きたいと思えるような名物メニューの存在です。

個人的には『夢庵』にはそういった、誰もが知っている人気のメニューは少ない気がします。

わざわざ行きたいと思うことがなければ、結局は近くにあるからやたまたま通りがかったからという理由の来店しか得られません。

その状況になると、昨今のコロナ禍の中では生き残るのが厳しくなってくるでしょう。

『夢庵』を目掛けて来てくれるようなメニューが少ないのが、閉店の要因の1つになっていると思われます。

原価率の高いメニューが多い

『夢庵』で人気なのがしゃぶしゃぶ食べ放題です。

この食べ放題はかなり格安で、大人ひとりあたり約2,000円〜で楽しむことができます。

飲食店の一般的な原価率は30%前後が理想とされているので、ひとり600円程で食べ放題の材料を提供しなくてはいけません。

大手企業とはいえ、なかなか厳しいのではないでしょうか。

元々ギリギリの原価率でなんとか経営してた中で、昨今の物価高騰に影響されて閉店に陥っているのかもしれません。

『夢庵』は新規出店がゼロ!?

『夢庵』は2018年9月にオープンした夢庵 大泉学園店を最後に、新規出店が途絶えています

もう5年近く出店がないということは、恐らく今後の出店の可能性も薄いでしょう。

しっかりと利益が出る業態なら、積極的に出店していくはずですが、長年出店がないということは業態的にはかなり厳しい状態だと推測できます。

すかいらーくグループの中で、『夢庵』はもうオワコン業態扱いになっているのかもしれませんね。

  

最近閉店した『夢庵』店舗一覧

  • 2023年5月 夢庵 大泉学園店
  • 2023年4月 夢庵 北本店
  • 2023年2月 夢庵 守口店
  • 2023年1月 夢庵 東松山東平店
  • 2023年1月 夢庵 高槻富田店
  • 2022年8月 夢庵 寄居店

  

※本記事のサムネイル画像はhttps://www.skylark.co.jp/yumean/より引用しております。

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