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ゲーム、DVD・CDのレンタルや買取、販売をメインに店舗運営している『GEO(ゲオ)』
『TSUTAYA』と並んでレンタル業界をけん引してきた、全国に約1,000店舗を展開している大型のチェーン店です。
そんな『GEO(ゲオ)』ですが、最近は閉店する店舗が急増しています。
閉店の要因とは一体なんなのか!?調査しました。
『GEO』の最近閉店した店舗一覧
- 2024年10月 GEO 北九州三ヶ森店
- 2024年8月 GEO 黒石バイパス店、GEO 奥州水沢日高店、GEO 岩沼桑原店
- 2024年7月 GEO 白鳥店、GEO 秋田旭南店
- 2024年6月 GEO 上野幌店、GEO 西帯広店、GEO 札幌光星店
- 2024年5月 GEO 葛西店、GEO 坂之上店
- 2024年4月 GEO 遠野店、GEO 高岡昭和店
- 2024年3月 GEO 岐阜柳津店、GEO 名古屋大曽根店、GEO 札幌南平岸店、GEO 美幌店
- 2024年2月 GEO 高知安芸店、GEO 渋川店、GEO 岩内店、GEO 井原店、GEO からす山店、GEO 角館店、GEO 内灘店、GEO 西明石店、GEO 埼大通り店、GEO 福島石川店、GEO 金沢桜町店、GEO 鈴蘭台店、GEO 八幡店、GEO 高蔵寺店
- 2024年1月 GEO 新湊店、GEO 川口柳崎店、GEO 新輪島店
- 2023年12月 GEO 札幌北33条店、GEO ボート店
- 2023年9月 GEO 町屋店
- 2023年8月 GEO 徳之島店
- 2023年7月 GEO 熊谷店、GEO 鹿角店、GEO 青梅河辺店、GEO 京成大久保店
- 2023年6月 GEO 札幌月寒店
- 2023年3月 GEO 鈴鹿磯山店
『GEO』閉店の要因とは!?
有料の音楽ダウンロードや動画配信サービスへの移行
閉店の1番の原因はCD・DVDを購入していた層が、『Amazonプライム』や『netflix』をはじめとする有料の音楽ダウンロードや動画配信サービスに移行していったことでしょう。
わざわざ外出しなくても、スマホ1つで音楽を聴いたり動画を見たりできるため、手間を考えるとレンタルより圧倒的に楽です。価格に関しても月額費用はかかりますが、それなりの頻度で使用するサービスならレンタルよりもコスパが良いでしょう。
CD・DVDの需要がなくなっている証拠として、DVD再生端末の保有率は年々減少傾向にあります。
コロナが追い風にはならなかった
コロナウイルスが流行し始めた頃、『巣籠り需要』というワードをよく耳にしました。
この『巣籠り需要』によって大きなプラスの影響が生まれたのが、『Amazonプライム』や『netflix』などの音楽・動画配信サービスです。同じ音楽・動画を取り扱っているにも関わらず、『家にいるならレンタルしてこよう』とはなりませんでした。
レンタルというサービスの性質上、外出をして店舗で誰かが借りたもの(触ったもの)を家に持ち帰らないといけません。
いくら店舗側が消毒をしても、初期のコロナウイルスに対するイメージには勝てなかったんです。コロナは追い風にはならず、むしろ今までレンタル派だった層がネットサービスに移行してしまい逆風にすらなってしまいました。
『GEO』の今後はどうなる?
閉店が続いている『GEO(ゲオ)』ですが、ライバル企業の『TSUTAYA』と比べると企業業績は好調のようです。
その理由は、リユースビジネス(ゲーム機やスマホの買取り、販売)がうまくいっていることで、リマアプリ「メルカリ」や「ラクマ」の流行が追い風になっています。中古品を売買するという文化が徐々に定着していったのです。
『GEO(ゲオ)』としては閉店が増加する傾向にありますが、企業としては、中古品売買専門店の『2nd STREET(セカンドストリート)』というブランドの拡大により、うまくいっている といったところです。
『GEO(ゲオ)』そして『2nd STREET(セカンドストリート)』の今後の展開に期待していきましょう。
※本記事のサムネイル画像はゲオ店舗ページ – GEO Online/ゲオオンライン (geo-online.co.jp)より引用しております。
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