パン・料理

《クロワッサン》原価はいくら?2つのレシピを徹底比較【現役パン屋店長が解説】

バターがたっぷり入った《クロワッサン》

パンの中でも特に人気・知名度の高い種類の1つです。

そんなクロワッサンですが、実際作ると材料費は何円かかるのか 知っている方は少ないのではないでしょうか。

そこで今回は現役パン屋店長がYouTubeに投稿されている、気になるレシピをピックアップ。

そして、人気クロワッサンレシピの原価を計算していきたいと思います。

クロワッサンってどんなパン!?

定義としては『バターをたっぷり使った軽い三日月形パン。三日月パン』です。

フランス発祥のパンで、クロワッサンという名称はフランス語で『三日月』を意味しています。

生地にバターを“折り込んで”作っているのが特徴でサクサクとした食感であることが多いです。

バターが溶けないように生地を何度も冷やして折り込んでを繰り返すので、比較的手間や時間のかかるパンです。

クロワッサンの原価は何円?

“やや小さめ~普通サイズ”

“やや小さめ~普通サイズ”で参考にしたのはこちらのYouTube動画のレシピです。

1個当たりの原価は約46円でした。

《発酵バター》を使用しているのでバターの金額は少し高いですね。

(7㎝×14㎝)は成形前の生地の二等辺三角形(底辺×高さ)です。

地域によって異なりますが、こちらのクロワッサンはパン屋さんで販売している120円~150円くらいの商品のサイズ感かなと思います。

“普通~少し大きめサイズ”

“普通~少し大きめサイズ”で参考にしたのはこちらのYouTube動画のレシピです。

1個あたりの原価は約92.3円でした。

(9㎝×18㎝)は成形前の生地の二等辺三角形(底辺×高さ)です。

地域によって異なりますが、こちらのクロワッサンはパン屋さんで販売している190円~230円くらいの商品のサイズ感かなと思います。

どちらも再生数100万回超えのレシピ動画なので信頼性はかなり高いと思います。

気になった方は是非お家でチャレンジしてみてください!

原価の計算について

食材価格に関しては〈楽天西友ネットスーパー〉の商品価格を参考に計算しています。

今回の原価計算は家庭での手作りを基準としており、パン屋さんで販売している商品の原価イメージとは異なります。

パン屋さんでは業務用の仕入れとなるので、もう少し安価で製造していることが想定されます。

レシピ上で「適量」等、重量が曖昧な表現が使用されている場合、グラム数は概算で計算しております。

パン屋さんでクロワッサンを購入するときに気を付けることは

クロワッサンは使用する材料が少なくシンプルです。

生地の材料ごとの重量を見ても、大半が小麦粉とバターです。

なので、ソーセージやフルーツ・クリーム等の”具材”が入ったパンに比べて、

原価の差があらわれにくいパンと言えます。

食材においては《こだわれるポイント》が少ないため、原価率はどの店舗もある程度の範囲内(パーセンテージ)に収まっていると想定することができるので、

クロワッサンの店舗ごとの価格差は、基本的には原価の差ではなく大きさの差が一番影響していると想定することができます。

そのためクロワッサンを購入するときに気を付けてほしいのは、まず『バターにこだわっているのか』

そして、こだわっていない場合は価格相当の大きさかという点です。

「小さいわりに高いな…」と思った場合は、材料(主にバター)にこだわっていなければただの割高なクロワッサンである可能性があります。

まとめ

家庭で手作りすることを想定した場合、

・クロワッサン”やや小さめ~普通サイズ”は、1個当たりの原価は約46円

・クロワッサン”普通~少し大きめサイズ”は、1個あたりの原価は約92.3円

パン屋さんでクロワッサンを購入する際は、使用しているバターとサイズ感に注意

  

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