マーケティング

【閉店ラッシュ!?】リンガーハットが各地で続々と閉店している理由は?

《長崎ちゃんぽん》のトップブランドとしてチェーン展開している『リンガーハット』

1974年からチェーン展開を開始し、現在では全国600店舗近くまで拡大しています。

そんなリンガーハットですが、近年は業績不振による閉店が相次いでいます。

今回の記事では『リンガーハット』閉店ラッシュの要因について調査しました。

2年間で70店舗以上閉店

閉店情報まとめサイトリンガーハットの閉店店舗一覧情報(2022年まで) (reiwajpn.net))によると、

2020年8月~2022年8月の間に閉店した店舗はなんと73店舗にのぼりました。

直近の閉店店舗一覧

  • 2022年11月3日 リンガーハット 佐久平店
  • 2022年12月27日 リンガーハット 南松本店
  • 2022年12月29日 リンガーハット フジグラン高知店
  • 2023年1月4日 リンガーハット 新潟河渡店
  • 2023年1月15日 リンガーハット ハーヴェストウォーク小山店
  • 2023年1月18日 リンガーハット 博多駅筑紫口店
  • 2023年1月31日 リンガーハット 佐賀大財店
  • 2023年2月28日 リンガーハット 藤沢柄沢店

閉店ラッシュの要因は!?

毎年のように行われる商品値上げ

主力商品の『長崎ちゃんぽん』はここ8年ほどの価格改定で、

東日本565円⇒680円西日本515円⇒650円と大幅な値上げが複数回に分けて行われています。

※2014年4月~2022年10月時点の価格推移です。

2014年から9回に分けて値上げが実施されましたが、値上げの度に少しずつ顧客離れが起こっていったのではないでしょうか。

天候不順や世界的なインフレ等、消費者としても納得せざるを得ない時期は間違いなくあったと思います。

しかし、国産具材へのこだわりにより仕入れ価格の高騰が続いたため、毎年のように値上げが続きました。

さらに今後2022年11月の値上げも発表されており、東日本・西日本ともに690円へ変更となります。(東京23区・沖縄・北海道は740円)

「リンガーハット」全店価格改定のお知らせ|株式会社リンガーハット (ringerhut.co.jp)

特に西日本エリアの顧客にとっては、40円の大幅な値上げとなります。

この値上げが客単価アップへとつながるのか、それともさらなる閉店ラッシュへとつながるのか注目していきたいところです。

フードコート中心の出店立地

リンガーハットは商業施設等のフードコートへの出店を積極的に行ってきました。

フードコートへの出店は、初期費用が比較的安い集客を施設に任せられる客席の管理が不要なため人件費を抑えられる等、

様々なメリットがあります。

リンガーハットはフードコートへの出店により店舗数を拡大させてきたといっても過言ではないでしょう。

しかし、新型コロナウイルスの流行後このフードコートへの出店が致命的な赤字の原因となりました。

新型コロナウイルスにより、商業施設は国の方針に従い休業を余儀なくされました。

そして営業再開後も思ったように集客状況が改善されず赤字店舗は閉店となってしましました。

直近の2022年8月・9月の閉店店舗もすべて『イオンモール』内の店舗となっています。

近隣の『リンガーハット』が閉店してしまった。。。でも久々にあの味を食べたい!という方には冷凍食品がおすすめです。


閉店が続いている『リンガーハット』の復活に期待しましょう。

※本記事のサムネイル画像は株式会社リンガーハット (ringerhut.co.jp)より引用しております。

コメント

  1. ふみお より:

    リンガーハットの食材は、記事にもあるように国産に拘っていて、それゆえに安心して子供にも食べさせられると言われています。自分もリンガー・チャンポンが大好きです。

    結局、値上げは仕方ないのでしょうね。客離れも仕方ないことだとも思います。

    • アライヒサト より:

      野菜たっぷりちゃんぽん(^^)美味しかったのにな〜🥺近くのお店が閉店さしたのはショック過ぎます!!

      国産野菜にこだわってるんだから、チョイ高めの値段設定は妥当でしょう。日本人はさ、、安いからってどんだけ不味くて、海外産の変な食べ物を口にしてるのか、考えたほうが良いよ!!

タイトルとURLをコピーしました