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【閉店ラッシュ!?】楽天モバイルショップの閉店が止まらない!

近頃、Twitterで楽天モバイルショップの閉店に関して、多くの投稿がされて話題になっているのをご存知でしょうか!?

中にはオープンしたばかりの店舗もすぐに閉店してしまっているようです。

docomoやau等、携帯キャリア全体としてショップを閉店・縮小していく傾向にある中で、楽天モバイルは新規オープンを積極的に行ってきました。

お得なプランで顧客を獲得していっている楽天モバイルのショップになにがあったのか!?

閉店の要因について解説していきます。

なぜ新規ショップを増やしたのか

楽天モバイルは当初、オンライン契約中心で展開を進めてきました。

しかしオンライン中心だと、スマートフォンやインターネットを使いこなしているユーザーでないと契約が取れず、ターゲットが狭くなってきます。

ネットに不慣れな高齢者層の獲得のために新規ショップを展開していったのが、目的の1つと言えるでしょう。

また、携帯キャリアのステータスとして、様々な地域でショップの運営をしているほうがサポート面の充実が期待できます。

顧客、そして総務省からの印象が良くなるよう、利用者のサポート充実を図るために多くの新規ショップを作っていきました。

楽天モバイルはお得なプランが特徴ですから、それを知ってもらう機会を増やしたいという意味もあったのかもしれません。

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新規ショップの内装はシンプル・郵便局等への併設店舗が中心

新規開店されていった楽天モバイルショップですが、内装はかなりシンプルな店舗が多くなっています。

簡易の折り畳み机と椅子に『楽天モバイル』の文字が入ったクロスをかけただけの内装となっております。

また、立地に関してもよくあるdocomoショップやauショップのような店舗の形とは異なり、郵便局の一部やどこかのテナントの一角のような立地が中心となっています。

上記の共通点として挙げられるのが、出店時・退店時にコストが抑えられることです。

急激に出店していくにあたって出店コストをかけないこと、万が一ショップ運営がうまくいかなかった場合も備品の処分費等がかかりにくいことを計算して、このような内装・立地になったのではないでしょうか。

【結論】楽天モバイルショップ閉店の要因とは!?

モバイル事業の大きな赤字

以下の資料は楽天グループ株式会社の2022年12月期 第3四半期決算短信です。

2022年度決算短信・説明会資料|楽天グループ株式会社 (rakuten.co.jp)より引用

モバイル事業が大きな赤字を計上しています。

他のセグメントではしっかりと利益が出ているものの、モバイル事業の赤字に伴って『合計』部分も赤字となっている始末です。

これによって、Twitterでは楽天倒産あるかも!?と度々噂になっています。

赤字幅縮小のための店舗閉店

上記の通り、楽天モバイル事業は大きな赤字となっています。

赤字の改善は①売上高を伸ばす、②経費を削減する の2つの方法があります。

もちろん他にも細かい方法はたくさんありますが、手っ取り早く取り組みやすいのが上記の2つの方法ということです。

①売上高を伸ばす に関しては競合他社が非常に強くなかなか厳しい状態でしょう。

そのため楽天モバイルは②経費を削減する を実行しなくてはなりません。

そこでモバイルショップの縮小に手をつける形となったわけです。

ショップの運営には多額の家賃・人件費が毎月かかるので、その経費がなくなるだけでも大きな改善となるでしょう。

もともとオンライン中心の契約だったため、ショップ閉店による売上減もそんなには見られないかなと思います。

今後の楽天モバイルに勝機はあるのか

現在、楽天モバイル事業は大変厳しい状態だと決算短信から読み取れます。

しかしここまで事業を大きくしてしまった以上、簡単に撤退できないのも事実です。

鍵となるのは”プラチナバンド”と呼ばれる、いろいろな場所で繋がりやすい周波数帯を獲得できるかどうかでしょう。

数年前からこのプラチナバンドをめぐった攻防が繰り広げられていますが、もし今後楽天モバイルが各携帯大手キャリアのdocomo、au、ソフトバンクが所有している”プラチナバンド”を獲得できれば、この3大キャリアを超える日がくるかもしれません。

現在の楽天モバイルの通信状況は、以前と比べるとかなり繋がりやすくなっているようなので、今後の楽天モバイルの躍進に期待したいところです。

楽天モバイル (rakuten.co.jp)より引用

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