”チョコクロ”をはじめとする、焼き立てパンが人気のベーカリーカフェ『サンマルクカフェ』
2023年現在、日本のカフェチェーンにおいて、第5位の店舗数を誇っています。
そんなサンマルクカフェですが、最近閉店が相次いでいるのはご存知でしょうか?
閉店の要因はなんなのか!?調査しました。
【サンマルクカフェ】閉店の要因とは!?
既存店舗の選別
新型コロナウイルス感染症をきっかけに、世界的に生活習慣の変化がみられました。リモートワークの普及や大人数での食事機会の減少など、飲食業界にとっても大きな変化となりました。
2023年5月に新型コロナウイルスは、感染症法上の分類が5類に引き下げられたため、経済活動に回復傾向はみられるものの、コロナ前と同様の集客が可能かというとそういうわけにはいかなくなりました。
『サンマルクカフェ』は生活習慣の変化の中で、オフィス街の店舗など需要が少なくなった”不採算店”を閉店して業績の改善に取り組んでいるようです。
もともとの出店立地が”オフィス街”中心でしたので、かなりの店舗を閉店することとなりました。
原材料費の高騰
ロシア・ウクライナ戦争をきっかけに、世界的に食料品の価格高騰が起こっています。
特に『サンマルクカフェ』が主原料とする小麦は、ロシア・ウクライナのシェアが高かったため、他の食材と比較しても大きく値上がりしました。
また、最近では鳥インフルエンザの流行により、卵の価格も上昇してきています。
生活習慣が変化する中で、ギリギリの経営をおこなっていた店舗は、原材料高騰によって閉店を決断せざるを得ない状況となったのでしょう。
【サンマルクカフェ】今後はどうなる!?
半年近くで30店舗以上閉店
閉店情報を調査すると、『サンマルクカフェ』系列の店舗は半年で30店舗近く閉店していました。
サンマルクHDは2024年3月期までの2年間で140~170店舗を閉める方針を発表しているようで、今後も閉店が続くと予想されます。
業績の改善は進んでいるが…
不採算店舗の閉店に加え、前年比売上高は増加傾向にはありますが、決算短信では最終赤字見込みになっているなど不安要素は数多くあります。
メインの商品である、”チョコクロ”の販売強化や新しい名物商品の開発などをして、『サンマルクカフェ』にはぜひとも復活してほしいところですね。
最近閉店した【サンマルクカフェ】の店舗一覧
- 2023年9月 サンマルクカフェ あべのnini店
- 2023年8月 サンマルクカフェ イオンモール奈良登美ヶ丘店、サンマルクカフェ 東武五反野駅前店、サンマルクカフェ 千葉駅前店
- 2023年7月 サンマルクカフェ 栄セントラルパーク店、サンマルクカフェ ニトリモール相模原店、サンマルクカフェ 小田急町田北口店
- 2023年6月 サンマルクカフェ アトレ大森店、サンマルクカフェ 京都伏見桃山店、サンマルクカフェ fab南大沢店
- 2023年5月 サンマルクカフェ 京成立石店、サンマルクカフェ イオンモール新小松店
- 2023年3月 サンマルクカフェ 横須賀三笠商店街店、サンマルクカフェ 北千住東口店、サンマルクカフェ 南池袋店、サンマルクカフェ 柏駅東口店、ベーカリーレストランサンマルク 奈良橿原店、ベーカリーレストラン サンマルク 福生店、サンマルクカフェ 東京赤羽店
- 2023年2月 ベーカリーレストランサンマルク 春日店、ベーカリーレストランサンマルク 札幌中島公園店、ベーカリーレストランサンマルク 徳島沖浜店
- 2023年1月 ベーカリーレストランサンマルク 調布深大寺店、サンマルクカフェ 東京都有楽町ビル店、サンマルクカフェ パークプレイス大分店、サンマルクカフェ イオンモール旭川駅前店
- 2022年12月 ベーカリーレストランサンマルク 倉敷店、ベーカリーレストランサンマルク 松本合同庁舎前店、サンマルクカフェ ペリエ稲毛店、ベーカリーレストラン サンマルク 柏の葉公園店
※本記事のサムネイル画像はサンマルクカフェ (saint-marc-hd.com)より引用しております。
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